どんな投資戦略をとるべきなのか?
さて、投資をしなければ!という心になってもらったところで、
戦略について勉強してほしいと思います。
投資をするというのは、1株買ってみるということではありません。
一生涯を過ごすために、お金に縛られない生活をするために、すべてのお金について把握し、
必要な割合で投資をしていくことが本物の投資だと思っています。
1株買うくらいは投資とは言いません。
しっかりと自分の投資スタンスを持って考えて投資をしていきましょう。
これから防衛的投資家と、積極的投資家、ウォーレン・バフェットの投資戦略の3つについてお話します。
自分にあった投資戦略を見つけてください。
防衛的投資家の戦略
防衛的投資家とは、可能な限りリスクを取らない投資戦略のことです。
この場合、債券投資と株式投資を行っていきます。
今だと債券は金利が低いのでアメリカ、もしくはオーストラリア債券に投資することをオススメします。
株式は個別株を持ってもよいですが、基本的にインデックスをオススメします。
個々の業績に左右されず、パフォーマンスを出し続けるインデックスがイイでしょうね。
そして、
債券50%:株式50%の割合で投資を行います。
株価が高すぎるのでは?と思う方は、債券75%:株式25%の比率まで変更してもOKです。
債券は金利収入が定期的に入ってきます。今だと2%~3%程度でしょうか。
それに対して、株価は乱高下をするでしょう。
ただ、株式も持つ理由としてはインフレ対策です。
物価が上がった場合を想定してみましょう。
物価が5%ずつ10年上がった場合、
100万円の価値は5%ずつ下がり続けます。
今の100万円の価値は10年後現在の価値に直すと、65万円ほどになっています。
マイナス35%ですね。
100万円を年3%の金利が付く債券に10年投資をしていたAさんは、
10年後130万円になっています。
このAさんは、手元には130万円がありますが、
実際に使おうと思うと、現在価値にして84.5万円(マイナス15万円)となっています。
債券投資の金利によって多少インフレ対策にはなってますが、確実に価値は減少しています。
一方債券50:株式50の割合で100万円を投資していたBさんは、
債券は年3%の金利が付き、
10年後、65万円に
株式は、インフレに伴い7%ずつ成長をしていき、
10年後98万円に
合計で、163万円に。現在価値にして106万円となりました。
このように、債券100%で保有するリスクは物価上昇リスクです。
このリスクも防ぐために株式投資も少なからず行う手法。
これが防衛的投資家の戦略です。
最初に、50%:50%で投資をしたら終わりというわけではなくて、
適度にリバランスを行う必要もあります。
株式投資が伸びて、金額の比率が30%:70%になったら、
50%:50%になるように株式を売って、債券を買い足すというのをしてください。
これによってブレにくい投資戦略を取ることが出来るでしょう。
積極的投資家の戦略
一方、積極的投資家の戦略はいたってシンプルです。
80%以上株式投資に振り向ける戦略です。
株式市場は成長し続ける、なぜなら経済は成長し続けるから
という原則に基づき、株式市場に積極的に投資を行う手法です。
これは、一見ハイリスクに見えますが例えば、
ダウジョーンズというアメリカの日経平均株価みたいなものに、1980年から投資をした場合。
900ドルが現在は2万5000ドルになっています。
40年で27倍ですね。
社会人になって、100万円を貯めた人がダウジョーンズインデックスに投資をしていれば、
60歳リタイアする時には、2700万円になっています。
十分な退職金と言えますね。
最初に投資した100万円が2700万円ですから、その後も投資し続けていれば、
もうすでにリタイアしているかもしれませんね。(笑)
これが積極的投資家の戦略です。
世界一の投資家ウォーレン・バフェットの戦略
どの世界にも超一流と呼ばれる人はいて、投資の中で超一流と言えばウォーレン・バフェットしかいません。
株式投資によって世界一になった人で、
このバフェットの投資手法は、
割安株を長期保有する
という戦略を取っています。
よく勘違いする人がいるのですが、
この割安株の定義はPERが1.0以下になっているものではありません。
ブランド力、ビジネスモデル等を総合的に検証して、割安となっている株を買う手法です。
そして、分散投資ではなく、基本的に集中投資をしています。
こーちゃんの投資戦略
現状把握
未来戦略
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